「げほげほ、お、おはよぉ・・・・」
壁にうっかかりながら苦しそうに来たに八戒と悟浄はびっくりした。
「お、おはよ・・・チャン・・・」
悟浄と挨拶を交わしたと途端には行き成り壁から離れるように倒れた。
「「!!」」
それを見て急いで寝室に運ぶ。
八戒は悟浄にてきぱきと支持して水枕、濡れタオルなどいろんな物を用意した。
「、ちょっと熱を測らせてくださいね」
手に持っていた水銀の体温計をの脇に挟ませた。
チクタク、チクタク・・・
そろそろいいかと、思いの脇に挟んでいた体温計を取ってみて見ると2人はすごく驚いた。
「!!貴方、40度も熱があるじゃないですか!!」
はその言葉に驚きビクッと体を振るわせる、そして、起き上がるととんでもない言葉を口にした。
「げほげほ、だ、大丈夫だから・・・げほげほ・・・心配かけてご、、ごめん・・・」
そして、ベットから降りようとして倒れそうになったを悟浄が受け止める。
「なにが大丈夫だよ!!チャン!!寝ときなって!!40度も熱があるんだから!!」
「そうですよ・・・大丈夫じゃないから心配するんです・・・お願いですから寝ていてください、今日は仕事を休むように言っときますから・・・」
その言葉に、反応したのか行き成り立ち上がった。
「げほげほ、、、、い、行かなきゃぁ・・げほげほ・・仕事は休めないから・・・・」
そして、着替えようと動いていたに八戒はとうとう切れた!
の肩を掴みベットに移動して座らせると大声で怒鳴った。
「!!仕事なんかどうでもいいです!!貴方は自分の体を大切にしてください!!」
体を震わせながら怒る八戒はを掴んだ手で座らせていたを強引に寝せ、布団をかぶせて部屋を出て行った・・・
いろんなことにとまどいを隠せないは寝たまま唖然としていた悟浄に問いかける。
「ごほごほ・・・ご、げほ、ご、悟浄・・・」
「・・・・・はっ!!ん?何?チャン??」
「あ、あのさ・・・八戒、げほげほ・・・お、怒ってるの?」
何度も何度も咳き込むを見て可愛そうに見つめる悟浄は何故かあわれのようにこっちを見ている・・・
「そりゃぁね・・・もしかして、八戒の気持ち気が付いてないとこか・・・?」
「八戒の気持ち・・・?」
「だめだこりゃ・・・ま、大丈夫だよ。それより先に風邪を治すことが八戒にとっても俺にとっても嬉しいから早く直してね?」
そう言っての頭を軽く撫でると悟浄も部屋を出て行ってしまった・・・
「八戒の気持ちって・・・なんだろ・・・」
そう考えていると、行き成り大きな音で玄関を叩く音がした。
「あ、来ましたねvv」
八戒が玄関へパタパタと行ってドアを開けると行き成り大きな声で声がした・・・
「「!!」」
「!!?」
行き成り呼ばれた自分の名前、もしかして・・・三蔵と悟空・・・?
だんだん近づいてくる足音、そして、ドアの前で止まる・・・三蔵・・・?悟空・・・?
「大丈夫!?!!」
「大丈夫か?!」
誰・・・?金髪できれいな瞳・・・・金目でかっぱつそうな男の子・・・
三蔵と悟空だ・・・
「ごほごほ、ど、どうしたの・・・?げほげほ、2人とも・・・?」
あまりにも、つらそうなを見て全員驚いた。
「せ、さっきよりも辛くありませんか?もう一回熱を測ってみましょうか・・・?」
「うん・・・・」
急いで体温計を持ってきて、の脇に再び挟ませた。
チクタク、チクタク・・・・
そして、八戒が急いで体温計を見てみるとなんと43度に上がっていた・・・
「んな!!43度もなって死んだりしないよな?!」
「縁起でもないこと言うんじゃねぇ!!馬鹿猿!!」
スパーン!!
ハリセンの音が頭に響く、頭がすごく痛い・・・
「そんな事してる場合じゃありません!!誰か医者を呼んできてください!!」
助けて・・・苦しいよぉ・・・助けてよぉ・・・・
「悟浄呼んできてください!!早く!!」
「わ、わかった!!」
5分後・・・・
「おい!!連れて来たぞ!!!」
「お邪魔しますよ!!43度の熱がある患者なんて聞いたことも無い!!大丈夫ですか?!」
「大丈夫じゃないから呼んだんです!!」
急いで医者を寝室に来させると、男どもは部屋を出て行った。
そして、一時してから医者が出てきた・・・
そして一言・・・
「これは、やばいかもしれません・・・」
「「「「!!!!!!」」」」
その言葉に全員驚いた・・・驚かない方がおかしいと言ってもいい・・・
「おい・・・・マヂかよ・・・嘘じゃねぇよな?!!」
悟浄は勢いよく医者の胸倉を掴み上に持ち上げた。
「嘘を言って何になるんですか?!」
その言葉を聞いてショックだったのか、医者を掴んでいた手の力が抜けていき医者を落とすと一緒に悟浄が床に手をついて涙を一つこぼした・・・
「マヂかよ・・・夢じゃねぇのか・・・?夢だったら覚めてくれ、早く!!」
「・・・夢じゃねぇよ・・・現実だ・・・」
「三蔵・・・・死なねぇよな・・・?」
「わからん!俺に聞くな!!俺だってに死んで欲しくなんかねぇよ・・・」
「誰だってそれは一緒ですよ・・・」
「「「・・・・」」」
沈黙の中医者が口を開いた・・・
「あのー・・・私は、死ぬなんて言ってませんよ?ただ、だんだん熱が上がっていっているのでこのまま行くと死ぬかもしれませんが・・・」
「「「「!!!!」」」」
その言葉に全員喜んだが、このままでは、やばい・・・
「どうすれば熱が下がるんですか・・・?」
「それは・・・